「のせてのせて」は、松谷みよ子さんが文を、東光寺啓さんが絵を担当した絵本です。この作品は、主人公のまこちゃんが赤いジープのようなかっこいい車を運転しています。
まこちゃんは「まこちゃんのじどうしゃです。はしりますよ。ブブー」と言いながら走っていると、うさぎが手をあげています。
うさぎと一緒に乗ることになり、次第にくまやネズミの家族など、だんだんと増えていく仲間たちも一緒にのります。そして、みんなをのせたジープはトンネルに入ります。
この絵本は、リズムのある言葉と真っ暗なページを繰り返すことで、まるで本当に「通過中」の体感を味わえる作品です。
ネタバレありのあらすじ
物語は、赤いジープみたいなかっこいい車を運転するまこちゃんから始まります。「まこちゃんのじどうしゃです。はしりますよ。ブブー」というセリフで、まこちゃんが車を運転しています。
しかし、そこへ「ストップ! のせてのせて」という声が聞こえてきます。ウサギが手をあげています。まこちゃんはウサギをのせて、車を走らせます。そして、次々と仲間が増えていきます。クマやネズミの家族、さらには10匹の子ねずみとおかあさんも一緒に乗ります。
みんなをのせたジープはトンネルに入ります。「トンネル、トンネル、トンネル、トンネル」と繰り返すリズムと真っ暗なページが、まるで本当に「通過中」の体感マジックを生み出します。
そして、トンネルを抜けると「でた! おひさまだ!」とみんなが喜ぶ顔が描かれています。表情豊かな動物たちと疾走感、最後の絵の風景が特に魅力的です。
おすすめポイント
- リズムのある言葉が楽しい絵本です。
- 表情豊かな動物たちとのやりとりが愛らしいです。
- 疾走感があり、まるでジープに乗っているような気分を味わえます。
- トンネルをくぐっておひさまに出会う場面は感動的です。
絵本「のせてのせて」の対象年齢は?
絵本「のせてのせて」は、主に3歳から5歳くらいの幼児を対象としています。この年齢の子供たちは、絵本の豊かなイラストや単純な物語に興味を持ちやすく、物語の中で描かれるキャラクターや出来事に楽しんで共感することができます。
また、絵本の中で描かれる友情やチームワークのテーマは、この年齢の子供たちにとっても重要で理解しやすいものです。絵本「のせてのせて」は、幼児期の子供たちの感受性や好奇心に訴えかける内容となっています。
まとめ
「のせてのせて」は、子どもたちに楽しさと冒険心を刺激する素敵な絵本ですね。お子さんに読んであげると、きっとワクワクする体験ができることでしょう。
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